メタルラッツマーケットリサーチ株式会社
>商品開発のマーケティングリサーチ
>商品開発のステップ |
前述のロジックをもとにした商品開発のステップは 以下のようなものになります。
対象となる商品カテゴリーについて市場及び競合品を含む商品についての情報を得ます。 具体的には商品使用の頻度や銘柄等の【使用実態】、購入動機や購入時重視点などの【購買行動】、 商品カテゴリーや自社商品に対する不満・問題点などの【ニーズ情報】です。
次に、現状把握で得られた情報を元にターゲット設定、商品アイディアの作成を行う段階です。 この段階ではアイディアの評価は行わず、技術的に困難なものも含め、できるだけ多くのアイディア を作成します。(アイディアの評価はあくまで消費者がするものとします。)
作成された商品アイディアについて消費者の受容性をもとに絞込みを行う段階です。前の段階で 作成したさまざまなアイディアについて、消費者が本当に『欲しい』と思われるかどうかを調査し、 初期購入が期待できる商品アイディアを絞り込みます。
絞り込まれたアイディアについて、価格設定やベネフィットの具体化や、必要であればイメージ 画像などを用い、消費者が商品の内容を深く理解できるレベルのものとします。 これを表現コンセプトと呼びます。
作成された表現コンセプトについて消費者の受容性を確認します。 ここで受容された商品コンセプトは初期購入が期待できる商品です。 この段階では純粋な評価を得るためメーカー・ブランド名は伏せて調査を行います。※この段階で受容された商品コンセプトは初期購入が期待できるものです。
受容された表現コンセプトを元に試作品を作成
試作品を作成、消費者に試用してもらい受容性を測定します。 ここで受容された商品は使用満足、再購入が期待できる商品です。 この段階では純粋な評価を得るためメーカー・ブランド名は伏せ、 被験者の判断を容易にするため競合品あるいは現行品と一対にしてテストします。
※この段階で受容された商品は使用満足・再購入が期待できます。
有望なコンセプトが開発できても、それを消費者に訴求できなければ成功は望めません。 特にスーパーやCVSなど、対面販売が不可能なチャネルで販売される商品については コンセプトの内容を的確に訴求する機能が求められます。そのため、 あらかじめパッケージが充分な訴求力をもつか、 また消費者に好まれるデザインに仕上がっているかどうかを確認します。 この調査も対象者の判断を容易にするため競合品あるいは現行品と対にしてテストします。
市場導入直後(テストマーケティング)の段階では、実際の市場における商品動向の トラッキング調査(対象となる商品について一定期継続的に認知率や購入率などの動向を 調査するもの)や広告効果測定などを実施します。
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