顕在的と潜在的というふうに二分しなかった。潜在的カリキュラムという概念で,普 段見えないものをより一層はっきりとした形で研究の組上に載せることを可能にした ところに,Jacksonの 功績が大きいと思われる。潜在的カリキュラムという概念の登 学校には、時間割に示され明確な意図をもって、誰の目にも明らかな顕在的カリキュラム(oventcurriculum )、明 示的カリキュラム(manifest curriculum)が存在する。一方で教師が自覚的に指導をしないが環境や慣習などで繰り 返す中で何らかの思考や行動様式を学ぶ、潜在的カリキュラム… ュラム」がいわゆる教育課程論で扱われている「顕在的なカリキュラム」と同意に扱われては ならない。 「顕在的なカリキュラム」とは,学習内容を教師が述べた(陳述)ことが,そのまま「教育課 程編成表」にあるような時間割通りの均質化された概念(存在物/存在者)と一致しているよう カリキュラムを“教育プログラム”や“教育課程”という用語に置き換えて用いていたこともありますが,この2つはいずれも顕在的カリキュラムを指しており,潜在的カリキュラムを含まないものと考えるべきで … 教科が中心の-教授に先立ってすでに選択・組織されている教科を教えることが中心となってくる。つまり、体系的知識が中枢となっている教育課程である。, 児童・生徒が体験する種々の実際的・具体的経験の活用によって成長させようとするもので、学習者が中心となった教育課程である。, 子どもの自発性に基づいた活動や学習を尊重する。子ども自身の経験から生じた興味や関心を重視したカリキュラム, 教科カリキュラムと経験カリキュラムの間に位置するもので、知識と経験との関連を目的とするものであるが、教科中心カリキュラム型と、経験中心カリキュラム型とが考えられる。, 教科中心カリキュラム型は、与えられた教材領域の中で分離している諸教科を結合し、融合したものである。たとえば物理・化学・生物・生理学等の内容を総合して取り扱うやり方である。, 経験中心カリキュラム型は、児童・生徒の経験が生活領域による広領域から構成するもので、家庭生活・余暇・市民生活・消費・生産・交通などである。, 広域カリキュラムの教科中心カリキュラム型に似たものであるが、この場合は教科の枠を残し、教科カリキュラムの特徴を生かしながら教科の統合をはかるもので、2~3の強化だけの部分的な相関に終わる。, 中心教育課程、核心教育課程、中心過程をもつ教育課程ともいわれ、型は経験カリキュラムの型に入れられるものと考えられる。特色としては生活課題の解決を中心にし、その解決に関連した基礎的な内容の学習を関連付けるという点が挙げられる。, 子どもたちが知らず知らずのうちに影響を受け、身につけていく社会・文化的風土や慣習、規範など, カリキュラムを編成する場合に、子どもたちにどの領域を教えるか、どの範囲まで教えるかを選択する必要がある。この領域と範囲のこと。, 興味あることから順番に学習したり、簡単で単純なことから難しくて複雑なことを理解したりというように、教育内容を配列していくこと。, 文部省は学校の教育課程の基準を示すものとして、「学習指導要領・一般編」を発行した。, 望ましい集団活動を通して、心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り、集団の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主性、実践的な態度を育てるとともに、自己の生き方についての考えを深め、自己を活かす能力を養う。, 望ましい集団活動を通して、心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り、集団や社会の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主性、実践的な態度を育てるとともに、人間としての生き方についての自覚を深め、自己を活かす能力を養う。, 生徒会活動については、教師の適切な指導の下に、生徒の自発的、自治的な活動が展開されるようにすること。, 生徒指導の機能を十分に生かすとともに、教育相談(進路相談を含む)についても、生徒の家庭との連絡に密にし、適切に実施できるようにすること。, 入学式や卒業式などにおいては、その意義を踏まえ、国旗を掲揚するとともに、国歌を斉唱するように指導するものとする。, 各教科、道徳、総合的な学習の時間及び特別活動の授業は、年間35週以上にわたって行うよう計画する。ただし、各教科等(特別活動を除く)や学習活動の特質に応じ効果的な場合には、夏季、冬季、学年末等の休業日の期間に授業日を設定する場合を含め、これらの授業を特定の期間に行うことができる。, 特別活動の授業のうち、生徒会活動及び学校行事については、それらの内容に応じ、年間、学期ごと、月ごとなどに適切な授業時数を当てるものとする。, 総合的な学習の時間における学習活動により、特別活動の学校行事に掲げる各行事の実施と同様の成果が期待できる場合においては、総合的な学習の時間における学習活動をもって相当する特別活動の学校行事に掲げる各行事の実施に替えることができる。. 潜在的カリキュラムとは、教育において、いわゆる学習配列を定めた正規のカリキュラムとは別に、意識なく潜在的に教師や学校仲間から教えられるカリキュラムのこと。 学校生活に適応する課程において、無意識に体得している集団適応能力は、教師と児童・生徒間、児童・生徒同士の人間� ①②③は目に見える「顕在的カリキュラム」(manifest, overt, official curriculum)であ るが,こうした表の裏には「潜在的カリキュラム」が隠されている。これはカリキュラ ムの第4 のカテゴリーともいえよう。要するにカリキュラムは,学習者が意図的にも無 小学校や中学校では、男女が同じカリキュラムで授業を受けているにも関わらず、高校以降の進路や進学率に大きな違いがあります。 例えば、高校の場合は進学率がほぼ同じですが、商業・看護・家庭に関する学科では女子の割合が高く、工業に関する学科では男子が多いという傾向があります。 また、文部科学省の調査によると、2015年の男女別大学進学率は、男子が55.4%、女子が47.4%と、これもまた男女による差があることが見られます。もちろん、大学での専攻分野でも、男女差による隔たりがあり … 隠れたカリキュラム ... の分野でよく用いられる用語である。「潜在的カリキュラム」という表現もされる。 また、男の子、女の子といったジェンダーないし性による社会的な役割演技や役割意識も、多くこうした学校の隠れたカリキュラムの中で培われることが多いといわれる。たとえば、教 ョンの能力やそのための技能,  自分の要求を一方的に主張するのではなく建設的な手法により他の人との人間関係を調整する能力及び自他の要求を共に満たせる解決方法を見いだしてそれを実現させる能力やそのための技能,  これらの力や技能を着実に培い、児童生徒の人権感覚を健全に育成していくためには、「学習活動づくり」や「人間関係づくり」と「環境づくり」とが一体となった、学校全体としての取組が望まれるところである。. 顕在的カリキュラムとは、学校教育目標にそって、意図的で企画的、組織的に行われるカリキュラムのことである。 学校における教育課程は、学校教育目標を踏まえ、学年、学期、月、単元、週などの単位で、各教科および領域ごとに、綿密な教育計画が立てられている。 的・計画的に行われるカリキュラムは顕在的カリキュ ラムといい、潜在的(ヒドゥン)カリキュラムは、目 に見えず暗黙の了解の形で子どもたちへ伝達される。 潜在的カリキュラムの負の側面について、具体的な 例を挙げると、 潜在的カリキュラム; 子どもたちが知らず知らずのうちに影響を受け、身につけていく社会・文化的風土や慣習、規範など ⇔顕在的カリキュラム 「教育課程の構成の手順」 一般的な手順として次のような順序が考えられる。 教育の目的(目標を含む)の設定 人権教育に関わる知的理解を推進するためには、学校の教育課程を体系的に整備することが必要である。他方、人権感覚の育成には、そうしたカリキュラムの整備と共に、いわゆる「隠れたカリキュラム」(「隠れたカリキュラム」とは、「教育する側が意図する、しないに関わらず、学校生活